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19巻「呉国の暗雲」のあらすじと感想

19巻「呉国の暗雲」のあらすじと感想

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汝南の古城

○あらすじ
周倉も部下にして、関羽達は旅を続けていた。しかし地元の人が関羽にこの先は行かないほうがよいと忠告する。

というのも、この先にある古城には張飛という男が部下と共に住みついていて危険だからというのだ。

○感想
ようやく義弟の張飛に会えます。ところが、張飛は関羽が来たことを知って関羽に襲いかかってきます。


主従再会

関羽たちは、劉備のいる冀州(きしゅう)にやっとたどり着いた。しかし、関羽は顔が知られすぎていることもあり、まずは玄徳の家に密使が向かう。

関羽が迎えに来ていることを知った劉備は喜び、明日にでも策を使って袁紹のところを抜けだすと言う。

いやあ長かったですね。関羽が踏破した道のりは千里といわれています。もしこの数字が正しければ、中国の1里は400メートルですから、千里は400キロとなります。

おまけに今のように自動車も電車もありません。主従再会の感激はいかばかりのものだったでしょうか。

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三浪人の復讐

舞台は変わって呉。孫策はちゃくちゃくと国力を高めていた。これを恐れた曹操は、裏工作を進めていた。

しかし、その工作が発覚してしまう。呉郡の太守、許貢(きょこう)が曹操に宛てた密書が、見つかってしまったのだ。

怒った孫策は、許貢を殺す。しかし、許貢に世話になっていた3人の浪人が、復讐を考える。

呉は温暖な気候で作物も多く獲れ、曹操にとっても見過ごせない国になっていました。河が多いので水軍が必要ですから、北方の国にとって攻めにくいという事情もあります。

103ページ2コマ目、闇の中の目がなぜかかわいくて笑ってしまいます。

110ページ、名医の華佗が登場しました。彼は鍼灸の天才で、麻沸散(まふつさん)という麻酔薬を作って手術までしていたと言われています。

西暦200年あたりでこの医療水準は驚異的です。そういえばコーエーの三国志3でしたか、武将が病気になると能力が大きく落ちるので、急いで華佗を探した思い出があります。

その理由は、やはり現代に比べると科学が発達していない時代ですから、人々がこうしたものを信じやすかったのでしょう。

そう考えると、当時の民衆の姿を生き生きと表したエピソードだとも言えます。

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孫策の最期

于吉を殺してから、孫策は夜になるとうなされ、幻を見ていた。すっかりやつれ切った孫策に母は、于吉の怒りを鎮めるお祓いをしてもらうように勧める。

いやいやお祓いを受けた孫策だが、またも幻覚に悩まされる。

孫策は于吉の幻を斬りつけようとして車から落ち、以前に受けた傷口が開いてしまう。

死してなお孫策を悩ますとは、于吉仙人恐るべし。お祓いの時に孫策に斬りつけられたお坊さんも気の毒です。

175ページ、孫策の名言「おおっじじい、ここにまで現れたか」自分が殺しておいてこの言い草はないような気もしますが(笑)。ただ、孫策がいたずらに人心を惑わす者を排除して、秩序を保とうとしたのは間違っていないと思います。
19巻のネタバレ有りレビュー

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