三国志ラボ » コミック1-30巻のあらすじと感想 »

14巻「呂布の末路」のあらすじと感想

14巻「呂布の末路」のあらすじと感想

スポンサード リンク

Pocket

秋風

○あらすじ
陳登の策略にはまった陳宮達は、彼の言葉を信じて徐州に救援に向かってしまう。

してやられた呂布は、徐州に戻るが、そこに矢の雨が降り注いだ。

○感想
陳珪と陳登の親子にまんまと騙された呂布。陳珪が劉備を迎え入れようとする理由が明らかとなります。

結局、何度も人を裏切ってきた呂布が今度は同じ目に遭っているというわけですね。


呂布の迷い

陳登の計略によって、小沛も曹操軍の手に渡った。怒って小沛を攻める呂布軍だが、そこに関羽と張飛も現れ、呂布達は下ヒへと敗走する。

下ヒを落としたい曹操だが、もうすぐ冬が来てしまう。そうなれば食料の輸送などが苦しくなる。また、呂布が袁術と手を組むことも予想された。

そこで曹操と劉備は、警備を厳重にして、呂布の使者などが通行できないようにする。

いよいよ呂布も苦しくなってきました。曹操の前で仲間割れしてしまう始末です。

陳宮は掎角(きかく)の策を進言します。一軍が討って出て、城内と呼応して曹操軍を攻撃するというものです。しかし、呂布は妻の言葉に惑わされて攻撃を断念してしまいます。

54ページ、陳登の名台詞「おお、赤い馬に乗った物乞いが現れたか」。赤い馬とはもちろん、一日千里を駆けるという赤兎馬のことです。

62ページ、以前に典韋と許褚(きょちょ)をあしらった呂布ですが、さすがに関羽と張飛を相手にするのはきついでしょう。

スポンサード リンク


政略縁談

いよいよ冬になった。呂布の配下の許汜(きょし)と王カイは、袁術の息子と呂布の娘との結婚を成就させるため、厳しい警戒線を突破する。

袁術は、呂布はまだ信用できず、娘を先に連れてくるように言う。その帰り、呂布軍の一団は張飛に捕まり、呂布のたくらみがばれてしまう。

許汜たちは勇気がありますね。こうした忠臣がいるのに、呂布はいまいち人望がありません。


禁酒令

大雪が降り、曹操の陣では凍死者が増えていた。さすがに曹操も、都に引き返そうかと提案するが、部下の意見を聞いて思い直す。

そして、川の水をせき止めて後氾濫させ、下ヒの城を水浸しにすることができた。

あわてる部下たちをたしなめる呂布だが、日頃の大酒がたたって自分が衰えている事に気づき、禁酒を言い渡す。

しかし、呂布軍でも兵士の士気は大きく落ちていた。そこで、敵にも名の知れた将、候成は兵を元気づけるために、猪と酒をふるまうのだが。

呂布の人望のなさがいよいよ明らかになる回です。呂布も無類の武力を誇りましたが、これではどのみち天下は取れなかったでしょう。

それにしても候成の行いは立派だと思うのですが、逆に百叩きの刑になってしまいました。中間管理職の悲哀を感じます。

140ページの呂布の名言「一大事?今より一大事があるのか」

150ページ、雪がふるほど寒いのに、水に入って重労働するのは大変です。

スポンサード リンク


呂布の最期

ひどい仕打ちを受けた候成と仲間の魏続、宋憲は、呂布を見限って曹操に降る覚悟を決める。

まず、候成が赤兎馬を連れて曹操の陣を訪れ、裏切りの手はずを伝えた。

曹操軍が総攻撃を仕掛ければ、魏続たちが内応して白旗を振るというものだった。

いよいよ天下の猛将であり、また裏切りを続けてきた呂布にも最期が来ました。まことに人間臭い人物ではありますが、関羽が言うように私も呂布は好きになれません。

私が候成だったら、やはり呂布には忠誠を誓えなかったでしょう。「士は己を知る者のために死す(武士は自分をしっかりと評価してくれる人のために死ぬ)」です。
14巻のネタバレ有りレビュー

Pocket