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15巻「玄徳の秘計」のあらすじと感想

15巻「玄徳の秘計」のあらすじと感想

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臣道

○あらすじ
劉備は曹操と共に献帝に拝謁する。帝は劉備が同族のものであると知り、とても喜ぶ。

劉備が帝に大変気に入られていることを曹操も知っていたが、まだ時は来ていないと静観する。

曹操は、帝や劉備なども参加する狩猟を開催する。だが、これにはある思惑があった。

○感想
結局、曹操は政治の実権を握り、帝を操り人形として利用しています。

それが、高祖(劉邦)などの先祖に対して申し訳ないという帝の気持ちになったようです。長い歴史を背負うというのもとても厳しいものですね。


血判状

董承は曹操を倒すために、王子服、チュウシュウ、呉碩(ごせき)を同士とし、血判状をしたためる。

そこに西涼の太守、馬騰(ばとう)も訪れる。彼に警戒する董承だが、馬騰も漢室の衰退を憂う同士であった。

王子服のような文官に対して、馬騰はやはりがっちりした体格ですね。

76ページの馬騰の名台詞「なんだ苔石」。さすがはっきり言います。

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英雄論

劉備がどうかしてしまったのではないか、と憂う張飛と関羽。なぜか劉備は、畑仕事に精を出しているのだ。

だが劉備は考えがあってのこと、わからなければわからないでよい、とそっけない。

その後、劉備は曹操から招待を受けた。血判状のことが漏れたのではないかと、心配する劉備だが。

これはとても面白い、有名なエピソードです。劉備も身を守って大志を果たすために、いろいろ考えています。

それにしても曹操に呼び出されると、何かあるんじゃないかと確かに不安です。

91ページ2,3コマ目の張飛と関羽の顔が笑えます。こういうコミカルなところで一息つけるのが横山三国志の良さですね。吉川英治の小説版にはこういうところはありませんから。

115ページの劉備の名言「わわわ」。


放たれた虎

劉備はまたも曹操に招かれた。彼の身を案じる関羽たちだが、劉備は真意を告げる。彼の深い思慮に関羽たちも感銘を受けるのだった。

曹操と劉備が語らい合っているところに、満寵(まんちょう)が報告に訪れた。彼は袁紹との戦いによって公孫サンが滅びたと伝え、それを聞いた劉備は驚く。

劉備は公孫サンに取り立ててもらった恩義があったからだ。

劉備もちょっと情けないことが多いのですが、今回の計はみごとです。

劉備が旅立つと知り、さみしげな帝の姿が印象的です。同族のよしみもあり、よほど彼のことを心強く思っていたのでしょう。

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袁術の最期

曹操から借りた5万の兵士を引き連れて劉備は徐州に戻った。袁術は皇帝を名乗り、民に重税をかけて豪華な宮殿などを作っていた。

そのため、部下も見限って逃げる者が多かった。そこでやむなく袁術は兄の袁紹を頼って河北へと移動していた。

そこに現れたのが劉備軍だった。

袁術のような暗愚な君主を持つと、民はほんとに気の毒ですね。結局袁術も墓穴を掘ってしまったわけです。彼の最期はまさにあわれなものでした。
15巻のネタバレ有りレビュー

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