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18巻のネタバレ有りレビュー

18巻のネタバレ有りレビュー

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曹操の狙いは、荷駄隊を撒き餌にすることでした。先頭の荷駄隊を軽く倒した文醜軍は勢いに乗ってどんどん攻撃を続けます。

そして、縦に伸びた文醜軍が敵を蹴散らしますが、蹴散らされたはずの曹操軍は敗走すると見せて実は文醜軍の背後に回っていたのです。

次に、文醜軍が暗くなる前に引き上げようとしますと、目の前には荷駄隊の捨てていった食料がたくさん捨てられています。思いもかけない収穫品と文醜軍が拾っている間に、曹操軍の包囲が完了したというわけですね。

さすが戦略書の「孟徳新書」を著した曹操だけあります。

思慮深い将であれば、あの戦略に通じた曹操が食料隊を先頭に出すというおかしな隊列を組んでいる時点で、なにかあると警戒するでしょう。しかし文醜にはそうした考えはなかったようです。

一気に攻め込んだ曹操軍。関羽は兄の仇と向かってきた文醜を、これまた一刀両断です。

またも敗戦した袁紹は、劉備を厳しく追求しますが、劉備は関羽は自分が袁紹軍にいることを知らないはずだと弁明します。

結局この戦は長引きましたが、曹操が都に引き返しました。

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劉備の手紙

度々曹操を訪問しても、曹操は会ってくれません。やむなく関羽は、置き手紙を書いて、曹操に別れを告げます。

関羽は帝をないがしろにした曹操を斬ろうとしたくらいですから、とうてい彼に心服することなどありえなかったでしょう。しかし、曹操が劉備の妻子を殺さずに都で保護し、また関羽のために宴を催したり贈り物をしてくれた恩義には深く感謝していたことと思います。

いよいよ関羽達は都を出発します。曹操はそれを聞き、張遼たちを連れて別れの挨拶に向かいます。

警戒して馬を降りず、曹操の贈り物である着物も刀で受け取った関羽。無礼だと諸将は怒りますが、曹操は笑って許します。いかに曹操が彼を愛していたかが伝わってくるエピソードです。

73ページの「玄徳よ、おまえがうらやましいぞ」という曹操の言葉と表情が印象的です。


関所

一つ目、二つ目の関所を押し通った関羽。そこで3つ目の関所の役人、弁喜は関羽を寺に泊まらせ、酔い潰して捕らえようと考えます。

しかし、寺の和尚がこっそり知らせてくれたことで危機を悟った関羽は、弁喜たちを殺します。弁喜も鎖鎌のような面白い武器を使いますが、関羽を倒すのは無理でしょう。

4つ目の関所では、泊まる家もあてがわれて歓待されますが、ここにも危険が。寝込んだところで火をつけて、焼き殺してしまおうという企みだったのです。

しかし、ここの太守、王植の部下である胡班(こはん)は、関羽が胡班の父から預かった手紙を見せたことで、天下の忠臣を殺してしまうところだったと気づきます。

そして、胡班から殺害計画を聞かされ、関羽達は王植たちを斬って立ち去るのでした。

96ページ1コマ目の関羽、すごい迫力です。

127ページ、さすがに気を抜かずに見回りをする関羽。128ページの胡班の名台詞「ギクリ」

黄河の河口、滑州(かっしゅう)に来た関羽たち。彼らを呼び止めた役人も関羽に斬られ、関羽達は船に乗ります。

降りたところに現れたのは夏侯惇。彼は部下の役人が殺されたこともあり、関羽に一騎打ちを挑みます。

そこに曹操からの急使が。関羽の通行を許す告文を持ってきたのです。しかし聞き入れずに夏候惇は続けて関羽と勝負します。

今度は張遼が現れます。これ以上逆らうと曹操様への反逆になるという張遼の言葉にやむなく夏候惇は剣を下ろします。

156ページの関羽の名言「おぬしも血のはなむけにやってきたのか」

160ページ7コマ目の夏候惇の台詞、まるで理屈が通っていません。

こうして関羽達は再び旅立ちました。

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周倉

山賊たちは、近くに住む周倉(しゅうそう)という人物が関羽のことを慕っているので、ぜひ仲間にしてあげてほしいと熱心に頼みます。

周倉も昔は悪事に手を染めていましたが、関羽を尊敬し、善人になりたいと言います。

そこで、関羽は周倉を部下とし、残りの山賊は後ほど劉備の部下にすることを約束します。

彼らも根はいいやつなんです、と周倉がいうのが印象的です。戦乱が起こり、黄巾賊もはびこり、あるいは太守の悪政に困ったりする世の中です。善人でも生きるために山賊に身をやつすという人物も多かったことでしょう。

177ページの周倉の名言「さようでございましたな。泥にまみれた体、世間は急に清くは見てくれますまいな」

ちなみに周倉は三国志の正史では名前が出ず、三国志平話に少し登場するだけの人物ですが、三国志演義では関羽の部下としてたびたび活躍します(「三国志」吉川英治の文庫版、吉川英治歴史文庫39の立間祥介氏の解説)。

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