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29巻のネタバレ有りレビュー

29巻のネタバレ有りレビュー

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名高い兵法書「孫子」にも、大将は短気ではいけないと書いてあります。孫権ははっきりいって未熟ですなあ。

諸葛孔明が以前に孫権に会った時に、彼は感情の高ぶりやすい人物だと観察していました。孔明の目は正しかったです。

こうして出陣した孫権ですが、彼の近くにまで敵兵が及び、宗謙(そうけん)が矢に射られて死んでしまいます。

この日は引き分けに終わりました。

カ定兄弟は予定通りに火をつけ、謀反だと叫びます。しかし張遼はさすが沈着でした。声色が2つくらいしかなく、少数の者が混乱させるために火をつけたのだと見抜きます。

やはり張遼ほどの者が守っているなら、何十人か送り込まないとこの計は難しいのでしょうか。

結局二人はつかまり、首をはねられます。そして、張遼はこれに乗じて敵が突入する計画だろうと見抜き、わざと門を開きます。

計が成功したと踏んだ太史慈たちは突入しますが、そこには敵の弓兵がずらり。自分が呉の兵だったらぞっとするでしょうね。

そして狙撃された太史慈たちは、壊滅してしまい、太史慈も戦死しました。

この機に乗じて張遼軍は、敵の陣を攻撃します。これにより呉軍は大敗、退却を余儀なくされます。

すべては張遼の冷静な判断と、部下の気が緩むのを許さなかった油断のなさがもたらした戦功でした。

27ページの張昭の名言「わが君は若い。ともすれば血気にはやり無茶をなさります。そんな勇気はお捨てください」。この言葉を素直に受け止めた孫権もやはり王者の器です。

32ページの張遼の名言「勝ったのは昨日で今日は勝っておらん」。まだ戦は終わっていないのに勝った気になってはいけないというわけです。

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劉琦の死

病弱であった劉琦がやはり亡くなってしまいました。孔明は劉備が蜀をとれば、そのときに荊州を返すという証文を書きます。

ただ、これはやはり約束違反ですよね(笑)。

劉備と孫権の妹を結婚させ、呉に劉備が来た所を殺してしまおうという周瑜の考えです。

劉備を殺せば完全に敵対関係になりますが、劉備の人徳を慕って部下が集まっているというのが劉備軍ですから、確かに君主が死ねば瓦解するかもしれません。

それにしても、劉備が呉にいくのは危険が大きすぎます。そこで孔明は、趙雲と500の兵をつけます。そして、計略を書いた3つの袋を趙雲に渡します。


結婚騒動

呉の街は劉備の結婚の話でもちきりです。孫権は母に、これは周瑜の考えた陰謀だと明かしますが、それはそれで劉備を殺せば、弓腰姫は若くして未亡人になってしまうと母が怒ります。

喬国老も、劉備を殺せば呉は信頼を失うと懸念を示します。そこで呂範(りょはん)は、甘露寺で劉備と孫権の母を会わせ、母が気に入らなければそこで劉備を殺すという策を立てます。

母公が劉備を気に入ってしまい、また劉備があちこちに兵を伏せてあるので、自分にも剣をとって戦わせてくださいといったことで、計画が台無しになります。

周瑜も失敗したらリスクの高い策であるということは考えていたのでしょうか。

劉備は甘露寺で、そこにあった石を「わが覇業が成るのであれば斬れよ」と念じて剣で斬りつけます。すると、石をみごとに斬りました。

それをみた孫権が、自分もやってみたところ、これも斬れました。こうして十字に切れた石がこの寺の名物になったそうです。

まあ実際には石を剣で切れるのかは疑問ですが、面白いエピソードです。

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劉備を堕落させる策

周瑜は、まさか劉備と弓腰姫の結婚がなるとは思っていなかったので慌てますが、次の策を献じます。

劉備を贅沢三昧にして、酒や女におぼれさせようというすばらしいアイデアです。ちなみに韓非子にも、君主を楽しみにおぼれさせて骨抜きにするという策が紹介されています。

そして劉備はそれにまんまとはまってしまったわけです。

140ページの孫権の名言「よし、玄徳の骨もくさるほど、贅沢の味をおぼえさせてやろう」

こうしてまんまと骨抜きになった劉備。それを嘆く趙雲の名言「このままでは殿に命を預けた者はどうなります」。そのとおりです。

孔明の二つ目の袋にしたがって、趙雲は劉備に、赤壁の恨みをすすがんと曹操軍が50万の兵力で攻めてきた、と伝えます。それを聞いて驚愕する劉備。

しかたなく(?)劉備は妻を呉において帰国しようとしますが、なんと妻も荊州についていくといいます。そこで、劉備たちは正月まで待ちます。

そして、正月に先祖のお参りに行くと称して外出したのです。確かにこれなら疑われません。

しかし、帰りが遅いことで張昭たちに気づかれ、孫権は蒋欽と周泰に劉備たちを追わせます。

孫権の名言「許せん玄徳め!恩を仇でかえすばかりかわが妹まで奪って逃げるとは!」。気持ちはわかりますが、もともと計略を仕掛けたのは自分です。


強気の姫

夫人に言い返されて武将たちは手も足も出せません。その隙に駒を進める劉備たち。

孔明の3つ目の袋には、ある漁港で待つように書かれていました。しかしここには船もなく、誰もいません。

後ろから追手が。さすがに焦る趙雲ですが、そのとき岩陰から現れたのは、孔明の乗る漁船でした。

孔明は女で釣るような下策はするなと周瑜をからかった上で立ち去ります。

孔明は孫権たちが劉備を殺そうとしたこと、劉備を堕落させようとしたこと、帰国を邪魔しようとしたことをすべて見通していたわけです。

194ページの夫人の名言「さあお立ち!その覚悟があるなら私をお斬り!」

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