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36巻「漢中侵攻軍」のあらすじと感想

36巻「漢中侵攻軍」のあらすじと感想

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臨江亭

○あらすじ
蜀をとったら荊州を返すという約束なのに、劉備は何も言ってこない。立腹した孫権だが、張昭が策を献じる。

諸葛孔明の実兄である諸葛瑾を使者にやり、荊州が帰らなければ彼の妻子を殺すというのだ。

○感想
なるほど、これなら孔明は兄との義理に困り、劉備も情に困るというわけです。

今回は関羽暗殺計画が持ち上がります。


死の密書

漢室がないがしろにされていることを悩んだ献帝は、伏皇后に相談する。そして、穆順(ぼくじゅん)を密使として、伏皇后の父である伏完に手紙を送る。

帝の気持ちもよくわかりますが、腐った飯を食わせる李傕たちよりはましだと思うのですが。ただ、歴史ある漢王朝の後継者として、このままではいけないという気持ちだったのかもしれません。

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西征軍

蜀が力を着けているのを重く見た曹操は、蜀の入り口である漢中を落とし、その後蜀を落とすという作戦を実行する。

張魯も貢物を送っては統治を認めてもらうという策をとっていましたが、曹操に攻められることになってしまいました。

なんだか不条理な気もしますが、曹操が攻めると決めれば逆らえる人などいません。


濃霧の戦い

緒戦で敗退した曹操は、軍を引き揚げようかと提案する。賈詡はまだ戦は始まったばかりだと反対するが、曹操には考えがあった。

さすが曹操、戦上手なだけあります。彼は敗北を教訓にして、同じ過ちは二度と繰り返さなかったと言われています。やはり偉大な人物です。

今回はその曹操の見事な作戦を堪能できます。


西涼の龐徳

優秀な将を失った。張魯は、馬超の部下だった龐徳を将に命じる。彼は馬超と漢中に身を寄せていたが、病気だったため馬超と一緒に葭萌関に行かなかったのだ。

龐徳は恩を返す時と、出陣する。

龐徳は武芸に長けて、曹操が陣を空にしたのも疑うという知略も持った、優秀な人材です。

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一日の恩

楊松は曹操から金の胸当てなどを受け取り、龐徳についての讒言(ざんげん)をする。

まんまと龐徳を疑ってしまった張魯だが、楊松の言葉に従ってもう一度疑いを晴らす機会を与える。

楊松という男は人間らしいといえばそうですが、私はこういう人間が大嫌いです。また、こんな男を信頼していたのですから張魯の人物がわかります。

177ページの龐徳の名言「一日の恩…つらいものだ。これでわしも最期かもしれん」。彼の苦衷が伝わってきます。恩義に報いようとみごとに戦っているのに疑われるとは、ひどいものです。


漢中平定

張魯たちは巴中(はちゅう)に逃げることにする。だが張魯は、金銀財宝や食糧などは持っていかず、封印して城に残す。

一方、巴中に迫る曹操に楊松から手紙が来た。

私は張魯も好きではありませんが、彼が食糧や宝を天から授かったものとして手を付けなかったのは立派だと思います。
36巻のネタバレ有りレビュー

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