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40巻「漢中王劉備」のあらすじと感想

40巻「漢中王劉備」のあらすじと感想

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曹彰

○あらすじ
兵糧攻めに遭っている曹操。そこに蜀軍が攻めてきた。そこで徐晃も出撃する。

劉備の養子・劉封は徐晃と戦うが、背中を向けて逃げ出す。

○感想
今回はあの曹操が、命の危険に晒されます。考えてみると、曹操も焼け落ちる城門をくぐって逃げたり、河に飛び込んで逃げたり、赤壁では小舟で逃げたりと、何度も死にかけています。

21ページの曹操の名ゼリフ「ひっ!」。魏王である彼がこんな叫びを上げるほど、追い詰められたわけですね。


鶏肋

曹操は、押し寄せてくる蜀軍のことを考えて、悩んでいた。自分の心境は鶏肋(けいろく。鶏の肋骨の部分)のようだ。

肉はないが、ねぶれば味がある鶏肋のように、この戦は捨てるべきか捨てざるべきか難しいというわけだ。

この話は私達にとっても参考になるところがあります。それは、楊修(ようしゅう)のことです。

彼は才能はあったのですが、それを全面に出しすぎて曹操の反感を買ってしまいました。才能を鼻にかければ、周りの反発を食らうというわけです。

やはり「能ある鷹は爪を隠す」くらいのほうが、処世術として無難かもしれません。

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魏軍敗走

曹操は退却せず、斜谷から討って出た。士気を高め、鶏肋という意味は退却ではないとわからせるためである。

彼らの前に現れたのは魏延。龐徳が相手に不足はないと魏延軍と戦う。一方、馬超の一軍が斜谷城を攻める。

そこで、曹操はまず魏延を倒し、その後城を救おうと考える。

今回も諸葛孔明の作戦が光ります。曹操も優れた戦略家ですから、こんなに意固地になることも少ないのですが、今回は楊修を斬ったこと、そして何度も負けている孔明への対抗心がそうさせたのかもしれません。


漢中王

漢中に入った劉備は、四川と漢水周辺の領土を占めることになり、蜀は一気に強国になった。

孔明は劉備に、天子の位に昇るように進言する。

今回も人間の心を学ぶことができるお話です。黄忠や趙雲などの部下は、劉備が帝の位につくことを望みます。

仁義を重んじる劉備は断りますが、孔明は、考えの違う将たちがひとつになって頑張るのは、功名を立てたいだからだとさとします。

言ってしまえば名誉やお金が欲しいから部下が頑張っているというわけです。それなのに劉備が人の目を気にしたままなら、名誉が得られない部下たちは去ってしまうというわけです。

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魏呉不可侵条約

魏と組んで蜀を討つか迷った孫権だが、諸葛瑾は関羽と婚姻政策をとることを提案する。関羽の娘と孫権の息子を結婚させ、共同して魏を討つのだ。

もし関羽が断ったら、そのときは魏と協力して蜀を攻めるという策だ。

うーん、関羽は断ってしまいましたね。天下三分の計からいけば、強大な魏を蜀は攻めるべきですし、孔明も関羽に呉とは和せ、といっていました。

でも、犬ころに娘はやれないという親心もわかります。


烽火(のろし)台

関羽来たると聞き、樊城の曹仁たちはあわてる。襄陽郊外で対決した両軍。関羽配下の廖化(りょうか)と関平たちはもろくも逃げ出す。

呉と魏がどれだけ関羽を恐れているかがわかります。


柩(ひつぎ)

樊城は関羽軍に囲まれた。曹操は于禁と龐徳を援軍に送ろうとする。だが、龐徳は馬超の元配下であり、彼の兄は蜀にいる。

そのため、龐徳が裏切るのではないかという声があがる。

龐徳は曹操に捕らえられてから、これまでも魏のために頑張って戦っています。ただ、味方に裏切りが出れば敗戦は必死ですから、疑われるのもやむを得ないかもしれません。


南安の龐徳

龐徳は関平と一騎討ちするが、さすがに関平はかなわない。そこで、関羽が龐徳と一騎討ちに臨む。

さすが龐徳は関羽を少しあなどっていただけあり、優れた武勇の持ち主です。
40巻のネタバレ有りレビュー

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