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43巻「蜀の明暗」のあらすじと感想

43巻「蜀の明暗」のあらすじと感想

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裏切り

○あらすじ
彭義(ほうぎ)が孟達に宛てた密書は、馬超の手によって奪われた。馬超は、彭義の家に行ってカマをかける。

○感想
彭義もはかりごとをするには少し甘すぎました。酒に酔って手の内をしゃべるとは。


敗戦

孟達が逃げたことを聞いた劉備は、劉封に彼を追わせる。劉封は5万の兵を率いて襄陽に向かう。

孟達に会った曹丕は、彼の降伏が本当か見極めるために、孟達を襄陽に行かせる。

孟達は良くも悪くも、利害を見極めて動く人物です。こういう人物はあまり人気は出ないでしょう。


劉封の死

上庸城に戻る劉封だが、そこはすでに敵に奪われていた。仕方なく成都に帰る劉封。

劉備は関羽に援軍を出さず、今回もおめおめと帰ってきた劉封をきつくしかる。そして、ここで軍規を曲げては将たちを束ねられなくなると考え、劉備は劉封に死罪を命じる。

養子とはいえ、息子に死を与えるとはとても苦しい決断だったでしょう。

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新帝

献帝は曹丕の部下たちに半ば脅され、しかたなく帝位を曹丕に譲ることにする。しかし司馬懿は軽々しく受けては駄目だと進言する。

献帝も英明な人物だっただけに、漢朝を自分の代で終わらせることになってしまい、とても無念だっただろうと思います。

おまけに自分の愛する娘二人までも差し出さなければいけないとは。これを見ると、権力者であるより山の中でのんびり暮らしたほうがいいという、菜根譚の言葉が本当だと思ってしまいます。

↑私も持っています。「あまり人を追い詰めるな」「利益は人に譲れ」というような、実践的な処世訓もあります。


蜀皇帝

諸葛孔明は劉備に皇帝を名乗るように進言するが、劉備は断る。その後、孔明は病気と称して出仕しなくなってしまう。

劉備の気持ちもわかりますが、皇帝を名乗ることで、曹丕が帝を名乗ることは許さないと世間に知らしめる狙いがあったわけです。

劉氏(もとの献帝)も、劉備を皇叔(帝の叔父)として信頼していましたから、劉備が皇帝になったことは彼にとってかえって頼もしかったかもしれません。

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張飛の最期

劉備は、関羽を殺した呉を攻めようというが、趙雲はまずは魏を討つべきで、敵討ちで呉を攻めるのは私情であると反対する。

孔明も同じ意見であった。

義兄弟の敵を討ちたい。その劉備の気持はよくわかります。しかし、趙雲の主張した意見が正しいと思います。

君主は私心にとらわれてはいけません。


張苞と関興

張飛の部下の呉班が、張飛の死を劉備に告げる。悲しむ劉備だが、張飛の嫡子、張苞(ちょうほう)と関羽の次男、関興(かんこう)が駆けつけ、劉備は頼もしく思う。


腕くらべ

先陣を競った関興と張苞は、弓矢で武芸を比べる。

さすが親が猛将だったために、息子たちも立派な腕を持っています。164ページ、関興が空を飛ぶ雁を射落としますが、これはすごいです。

まず雁は動いていますし、上空となると矢の重力も計算に入れなければいけません。


連戦連勝

朱然は、一人の蜀兵を捕まえる。この兵が、孫桓軍に劉備たちが夜襲をかけると白状する。

連戦連勝とは、私も好きな言葉です。ただ、最初のうちに負けたほうが、かえって蜀にはよかったかもしれません。


三虎逝く

劉備は、張苞や関興といった若い将の活躍を喜ぶ。黄忠は、10騎だけで敵陣に乗り込む。

老将軍の活躍がみごとです。
43巻のネタバレ有りレビュー

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