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53巻「陳倉の戦い」のあらすじと感想

53巻「陳倉の戦い」のあらすじと感想

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馬謖を斬る

○あらすじ
しんがりとなった趙雲の身を案じる孔明だが、趙子龍はみごと生還した。恩賞を贈ろうとする孔明だが、自分だけもらうのは不公平であると趙雲は断る。

趙雲は、真の武士です。その彼の名言「これからはやがて冬、何かと物不自由になりまする。これを諸軍勢に少しでも分かち与えれば諸軍の心も温まりましょう」。

一騎でしんがりを勤めながらこの言葉。そして自分にだけ恩賞を与えれば丞相の名を傷つけるという配慮まで。さらに敗戦で打ちひしがれている将兵に分けてあげてくださいという温かい心が素晴らしいです。

孔明は、敗戦の原因となった馬謖に死刑を言い渡すことを決めます。18ページ5コマ目、馬謖の情けない反論。自分の不明を棚に上げるとは。

19ページの孔明の名言「そなたは…そなたは死刑じゃ」。これを言う孔明も断腸の思いだったでしょう。


丞相を辞す

諸葛孔明は、自らを罰するために帝に奏上し、丞相を辞したいと申し出る。

○感想
今回の敗戦は自分の責任であり、自らを罰するものがいないため、丞相を辞するというのです。この自らに厳しい姿勢は私も見習いたいと思います。

振り返っていまの日本、政治家の姿を見ると…。

28ページ3コマ目の孔明の名言「真の敗れはその国の内より敗れた時じゃ」

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三路を行く

曹叡は司馬懿の進言を容れて、郝昭(かくしょう)に命じて陳倉に城を築かせる。これは孔明が今後、これまでと違うルートから侵攻してきた場合に備えてのことだ。

一方、曹休から急使が来た。呉の周魴(しゅうほう)が魏に寝返るというのだ。

今回の話だけでも、いかに司馬懿が戦略家として重視されているかがよくわかります。


石亭の合戦

曹休の陣から周魴たちの姿が消えた。はかられたと気づいた曹休だが、自軍が兵力で勝っているとみて、呉軍を攻撃する。


後出師の表

孔明は再び劉禅に出師表を提出する。今は魏も弱っているということで、再び孔明の北伐が始まった。

陳倉城を落として蜀軍のあしがかりにしたい孔明であった。


陳倉攻め

攻撃を開始した孔明。衝車(しょうしゃ)や雲梯(うんてい)を使うが、敵の郝昭もこれをよく防いだ。

さすがの孔明も苦戦します。それにしても多くの兵や軍馬が犠牲になるさまは、悲劇としか言いようがありません。


猛将王双

王双率いる魏の先鋒隊が来た。迎え撃った謝雄(しゃゆう)とキョウ起だが、王双に一刀でやられる。

そこで孔明は張嶷(ちょうぎょく)たちに命じて、王双軍を防がせる。

さすが王双、曹真が推挙しただけあります。


再度祁山へ

陳倉を落とせない事で気が重い孔明だが、姜維は陳倉に拘る必要はないのでは、と助言する。

姜維は孔明に見込まれただけあって、発想を転換するきっかけをもたらしました。
53巻のネタバレ有りレビュー

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