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59巻「秋風五丈原」のあらすじと感想

59巻「秋風五丈原」のあらすじと感想

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五十杖の刑

○あらすじ
蜀軍の中では、不穏な空気が漂っていた。自分を殺そうとしたと魏延が、孔明を批判しているからだ。

そこで孔明は魏延を呼ぶ。

○感想
とても印象的なエピソードです。


女服と飾り

司馬懿の陣に孔明の使者が訪れる。孔明は手紙で、女服を添えて、戦おうとしない司馬懿を侮辱したのだ。

馬鹿にされて怒る司馬懿ですが、そこで怒りを抑えたあたり、やはりただ者ではありません。


星に祈る

孔明は、魏軍がいよいよ守りを固めてしまったことで、打つ手が見いだせない。また、呉がすでに引き上げてしまったことを知り、衝撃を受ける。

呉が魏の南をどんどん攻めてくれれば、曹叡だけでは苦戦して、司馬懿もそちらに行かざるを得なくなるか、そうでなくても兵力は割かないといけないでしょう。

ところが呉が、(兄の諸葛瑾が油断したせいで)士気を失い、損害も大きかったためにすでに撤退してしまいました。これではさすがの孔明も、苦境に立たされてしまいました。

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秋風五丈原

李福を呼んだ孔明は、兵法は姜維に教えてあること、馬岱、王平などは忠義の士であることなどを劉禅への遺言として伝える。

楊儀たちにも伝えるべきことを伝え、孔明は陣の見回りに出かける。

この話、私は涙なしには読めません。諸葛孔明は本当に偉大な人物でした。


角の夢

司馬懿は星を見て、孔明が死んだと知る。だが息子に諌められ、それを確かめるために間者を出す。

一方、浮かない顔の魏延。彼は頭に角が生える夢をみて、悩んでいた。

魏延はどんな夢を見たんでしょう。想像すると笑ってしまいます。それにしても、やはり孔明の死後、とたんに陣内が揉め始めました。


死せる孔明生ける仲達を走らす

魏延は、蜀軍がすでに撤退を始めたことを聞いて驚き、食糧などを打ち捨てて急いで後を追った。

それを聞いた司馬懿は、いつになく積極的に追撃を始めた。

これも三国志の名場面の一つです。こんなにはしゃいでいる司馬懿を見るのは初めてです。

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桟道を焼く

桟道を進む楊儀だが、その先の桟道は焼き払われていた。魏延の仕業だ。費禕は楊儀に、魏延が天子に嘘の奏上文を出しているかもしれないと忠告する。

早速魏延が大活躍です。わかりやすい人物ですね(笑)。


魏延謀反

楊儀たちは、魏延に漢中を取られてはいけないと漢中に急ぐ。そして、王平を差し向けて、魏延の兵たちの士気をそがせる。

魏延も、いままでの手柄は孔明の策がみごとだったから挙げられたとわかっていないようです。また、蜀が内部分裂すれば、それを喜ぶのは魏と呉です。

どう考えても、自分のことしか考えていないようですね。


魏延の最期

楊儀は孔明の指示に従って、魏延に「この大勢の前で、自分を殺せる者があるかと三回叫べば、漢中城を明け渡してやる」と言う。その自信はなかろうというわけだ。


孔明の遺言

成都では、劉禅や文武百官、また山野の人民までが孔明のひつぎを出迎えた。劉禅は、孔明の遺言に従い、楊儀や費禕、馬岱たちを要職に据える。

横山三国志の原作である吉川三国志。吉川英治は、孔明が死んだ後のことは、筆を進める気力が起きないということを書かれています。

私も同感で、彼が死んだことで、三国志は終わってしまうように感じます。
59巻のネタバレ有りレビュー

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