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57巻のネタバレ有りレビュー

57巻のネタバレ有りレビュー

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司馬懿がろ城を攻めてくるのに、兵の半分を帰してしまっては、とても苦しくなります。それでも孔明は、約束を違えてはならないといいます。

それを聞いた兵士たちは喜びますが、一方で司馬懿軍が攻めてくれば、残りの兵士たちを見捨てることになります。

そこで、兵士たちはここに残って戦うことを志願します。この話には人間の心の美しさを感じます。損得で言えば、約束通り本国に帰るほうがいいに決まっています。

しかし、戦友を見捨てることは信義に反するとして、兵士たちは自らここに残ったのです。

兵士の申し出をありがたく受けた孔明は、城外に伏兵を置きます。一方、敵兵は蜀を飲んでかかっていました。彼らの食事時を狙って、一気に蜀は攻め、大勝しました。


裏切った呉

呉の裏切りを聞き、やむなく孔明はまたも撤退することになります。陸遜を防げる者が蜀にはいないからです。

張郃は敵の撤退を知り、追撃するように言いますが司馬懿はうなずきません。しかししつこく食い下がる張郃に、ついに追撃を許します。

これは正史につけられた裴松之(はいしょうし)の注釈では、逆になっています。張郃は追撃には伏兵があると諫めますが、司馬懿が追撃を命じたようです。

戦っては逃げる魏延や関興に張郃は苛立ちを募らせます。張郃は木門道(ぼくもんどう)にさしかかります。ここは両側を山で囲まれた狭い道で、危険がありそうです。

しかし、魏延に挑発されて思わず追撃する張郃。すると、退路を岩で塞がれてしまいます。さらに、楊儀と馬忠の1万の兵が、山上から矢を射掛けます。1万の射手が矢を放ったら、天が暗くなるでしょうね。

こうして張郃たちは死んでしまいます。

司馬懿は彼の死を悲しみますが、自分たちまで危険な場所に誘われていたのに気づき、急いで引き上げました。

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李厳の罪

蜀軍に食糧を送るのが遅れてしまえば、厳しい罰が待っています。それゆえ李厳は嘘の手紙で勝利目前の蜀軍を引き返させたわけです。まさに不逞(ふてい)の輩です。

どうしてもうまくいかない事情があるなら、孔明にそう言えば、利口な孔明のこと、ある程度は配慮してくれたでしょう。許せませんね。

孔明は李厳を斬罪にしようと思いますが、費禕(ひい)が止めます。李厳は先帝・劉備が劉禅を託した重臣であり、またこれまでの功績もあるからです。

そこで、やむなく孔明は、李厳の官職を剥ぎ、平民に落としました。李厳は売国奴だと思います。

孔明は、国が治まらないうちは出兵してもいけないと考え、内政に力を入れます。そして3年、孔明は帰らぬ覚悟で、6度目の北伐を敢行します。

98ページ、関興はやはり関羽の子、忠義の士です。しかし、彼も病で亡くなってしまいました。優れた将軍が次々と世を去り、孔明は悲しみます。


孔明の策

司馬懿は渭水の東に本陣、西に夏侯覇と夏侯威の陣をはらせます。そして、隴西への道を確保すべく、北原に郭淮たちを向かわせます。

これを知った孔明は、いかだを作って、北原に向かうと思わせます。そして、そのいかだに柴草を乗せ、下流の魏の橋を焼き払う計画を立てます。

渭水両岸の敵陣を分断し、本陣をたたく作戦です。しかし、司馬懿は敵がいかだと芝草を用意していたことから作戦を読みました。

魏延たちは敵兵に囲まれ大苦戦します。呉懿が援軍に来たのでかろうじて助かりました。いかだ隊の呉班は、両岸に伏せられた兵に一斉に射られ、戦死してしまいます。

魏の浮橋が燃えるのを待っていた王平たちは、急いで撤退しろとの知らせに驚きますが、やはり大きな損失を被ります。今回は孔明の作戦がすべて司馬懿に読まれてしまいました。

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孫権の慧眼

孔明は費禕に、呉が魏に攻め入るようにしてほしいという困難な任務を頼みます。孫権もこの話を受け、三路から江夏、襄陽などに攻め入ると約束します。

孫権は費禕に、孔明が誰を頼りにしているかと尋ねられ、楊儀と魏延の名を挙げます。孫権は、その二人は有能な将ではなく、魏延は孔明の死後、叛乱を起こすだろうと語ります。

孔明は外交が成功したことを喜びますが、孫権の洞察力の高さを知って彼が偉大な人物になったことを知ります。

孫権はたしかに、兄・孫策の見ぬいたとおり、国を広げるタイプの人物ではなかったですが、善政を敷き、国力を着実に充実させました。

孔明は、降ってきた鄭文に、襲ってきた魏の秦朗を討てば信じようと言います。そこで鄭文は、秦朗と一騎討ちをして一撃で彼を殺します。

しかし、孔明は鄭文にこれは秦朗の首ではないと言い渡し、鄭文はびっくりします。こうして鄭文は牢に入れられます。

孔明は、司馬懿はそう簡単に人を重用しない。秦朗を抜擢するということは彼はよほどの使い手のはず。それなのに鄭文に一撃でやられたのはおかしいと考えたのです。

これを読んだとき、私も司馬懿ではありませんが「自分の智略はとうてい孔明に及ばない」と嘆いてしまいました(笑)。

孔明は偽の手紙を鄭文に書かせて、司馬懿を信用させます。司馬懿は鄭文の計略がうまくいったと思い、孔明軍に夜襲をかけようとします。

ただ、息子たちが諌めたので、自分は後詰めに回ります。

夜、先鋒となった秦朗は孔明軍に火の手が上がったのを見て、一気に攻め込みます。しかし、陣は無人で、馬岱達の伏兵が弓矢で攻撃します。

加勢しようと思った司馬懿軍も、魏延や姜維に襲われて敗北します。

こうして司馬懿は再び、陣に閉じこもって固く守ります

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